なんだか気持ち悪く温かい11月最後の日曜日です。
明日はさらに温かくなるそうで、体調管理がちょっと厄介な気候。
さて、1週間前、人間以上に体調管理に気を使わねばならない動物さんが小さな我が家にやってきました。
前回ブログでもちらっとお知らせしましたが、ハムスターのマサムネです。
この子を飼う前に、私は飼育書やブログ等々で、可能な限りハムスターの生態について勉強しました。
そして、「ハムスターなら留守がちな賃貸暮らしの私でも飼える」と思い、飼育に踏み切りました。
ハムスター・・・小学生の頃、クラスの友達が気軽に飼っていたっけ・・・
ネットでも「初心者向けのペット」と紹介されています。
ですが、飼育1週間を迎えての私の感想は、
ハムスター、結構大変でっせ
というものです。
まず初日。
飼ってきた箱からケージに移す方法なんて、誰も教えてくれない。
慣れてないハムちゃんを抱っこして移そうとしたら、まあ逃げる!!
部屋の隅まで逃げたハムちゃんを追いかけて捕獲し、バタバタしているその子をケージの中に入れて急いで蓋。
心の中で「怖いよね、ごめんねごめんね」と謝りつつ・・・
飼育書には、巣箱の中に食べ物をしまい込む習性があるので、3日に1度は掃除してください、と書いてある。
しかも、ハムスターは便秘しがちというではないですか。
ハムちゃんは、おしっこは決まった場所でしてくれますが(うちのマサムネも一発でトイレは覚えてくれました)、うんちはどこででもするとも飼育書に書いてある。
が、うちのマサムネちゃん、うんちがあまり床に落ちていません。
ネットで調べたところ、巣箱にしているケースも多いということ。
で、4日目に巣箱を開けました。
すると、食べ物のしまい込みはなかったけれど、うんちがいっぱい。
これは不衛生だと思い、全て取り除いて掃除しました(ハムスターのうんちは5ミリ程度の黒い乾燥した粒で、あまり不潔感は感じないのですが)。
そうしたところ・・・すごい不安定になっちゃったんですよね、ハムちゃん・・・
まず、ご飯を餌場で全く食べなくなりました。
すべて巣箱にお持ち帰り。
昼間もほとんど顔を見せてくれなくなりました。
夜も3日目までは回し車で遊んでいたのに、私が起きているときは遊ばなくなった。
なんかおかしくないか?と思い、更に調べたところ・・・
ケージの中や巣箱が「自分の空間だ」と安心させるために、しばらくの間(どれくらいかは欠いている人によって全然違いますが、最低2週間程度のようです)は巣箱は動かさない、ケージも掃除しないというのがどうも正解のようで。
つまり、私は、ハムちゃんにとって迷惑極まりないことをしでかしたこととなったわけです。
ハムちゃんは私の匂いは覚えているはず。
つまり、「自分の家を無断で片付けた犯人=私」と、おそらく認識したと思われるのです・・・
おちこみましたね・・・
まあ、幸い様子がおかしかったのは2日程度で、昨日あたりからマイペースで過ごし始めてくれまして、巣箱以外のところで寝るようになったりしたので(野良寝というらしいです)、多少安心するようになったのかな、とは思っているのですが・・・
1週間で手に乗るようになります(個体差あり)、なんてよく言いますが、うちのマサムネの場合は、昨日の段階で私の手からチーズは食べてくれましたが、まだ乗る気はなさそうです。
それから、飼育に費やす費用がどれだけかかるかということですが、月1000円程度です、なんて書き込みがネット上目立ちます。
確かに、純粋にエサ代だけなら月1000円位で行けるとは思います。
が、初期費用が結構かかります。
私はペットショップのコジマからマサムネをお迎えしたわけですが、それまでに飼育経験がなく、飼育のための備品がなかったので、ケージからトイレから巣箱から回し車から、掃除道具一式買いました。しめて17000円程かかりました。
いらないものまで買ったんじゃないの?という方いるかもしれません。
たしかに、一式の飼育道具のうち冬用のヒーターはいらなかったかもしれません。
結果論ですが、マサムネのいるスペースは、結構温かい。温度計で測ると、23度くらいはあります。これじゃヒーター入れると暑すきます。ハム様の適温は20度から25度位といわれています。ただ、まああれば安心かな、と思います。
ヒーターや当座の食事類を除いても、たぶん7,8000円くらいは、住まいや清掃道具などでいったはずです。
あ、ペット保険にも入りました。これが年間で約13500円。
これで診療台の50%を保険を負担してくれます。
お店で勧められたアニコムというところの保険に入りました。
ご飯も飼育書では、より好みして栄養不足にならないようにするために「ペレット」という総合栄養食のみで普段の食事は行い、その他のもの(乾燥野菜とか)はおやつとして少量与えるにとどめてくださいというのが飼育書の教え。
ですが、お店では様々なもの(ドライフルーツやドライ野菜、豆類などなど)が入ったご飯を勧められました。理由は「ペレットだけだとハムちゃんが飽きちゃうから。これ、カロリーメイトみたいなものなんで」ということ。
飼育セットの中に入っていたフードの中には2種類のペレットが全体量の6割で、その他の構成もタンパク質や繊維質がバランス良いものばかり。
なので、まあ、ペレットを食べ残しても栄養的には問題ないかな、と安心できます。
ハムスターは夜行性です。
ですが、この言葉も要注意。
昼間、起きないわけでもありません。時折起きてきて、余っていたご飯を食べたり、おトイレしたりお水飲んだり、軽くケージ内を見回ったりします。
逆に、夜ずーっと起きているかというとそういうわけでもありません。
夜も時折お休みしたりするようです。
そして・・・一人暮らしで働いていると、「暗くなった頃に帰ってきて、ハムちゃん活動しているところに、突然明かりをつけて、昼間のような光がケージ内に差し込む」という事態が生じます。
これがいいのかどうかなど、飼育書に全然書いてないし、ネット上に情報もない。
私が見たところ、ハムちゃん、明らかに突然明るくなってビビっていました。
なので、検討した結果、ケージに布をかけることにしました。
元々ハムスターは、地下に穴をほって生きていた動物さん。
なので、カーっと明るいのは苦手なはず。
昼間もケージに半分くらいは布をかけて日陰を作ってあげて、夜は外から帰ってきたら部屋の電気を付ける前にまず全部覆ってあげようと。
その上で部屋の電気をつけてあげれば突如明るくなるという事態を防ぐことができて、彼らにとってもよいのではないかと。
実は昨日の土曜日、試しに夜の9時位から部屋の電気を落とす10時半ころまで布でケージ全体を覆ってあげたのですが、ハムちゃんがガサゴソ動く音が聞こえ、なかなか良好な状態なのではないかと思うに至りました。
夜中も元気に動き回っていたみたいだし。
とにかくストレスに弱い生き物で生活のリズムが崩れることで病気になって死んでしまうこともあるらしいです。
なので、なるべくストレスのない暮らしをさせてあげなければならない。
それを心がけようと思うと、1000円くらいで買えちゃうハムスターでも、結構大変です!!
今日、ハムスターちゃんのおやつを買いにペットショップのコジマの亀戸本店に行ったところ、小学生の女の子がお母さんにハムちゃんをねだっているところに出くわしましたが・・・これまた不幸なハムちゃんが生まれるケースかなと思いまして。
飼育書に書いてあることは全て本当でもないし、書いてないことで自分で考えなきゃいけないこともたくさんあります。
でも、飼育書を読むということは、ハムスターという小さな動物でも確かに生きている命であることを自覚させるにはとても大事。
だから、子供にはまず飼育書を読ませることが必要だと思います。
お父さんお母さんもまず飼育書を読んでハムスターを飼うことの大変さをわかってほしいし。
そして、色々情報が錯綜して何が飼育のホントなのかはとんとわからないところもあるのですが、基本は、人間がされて嫌なことはハムスターもされたら嫌ということです。
自分は何をされたら嫌か?ということをよくよく振り返って考えながらお世話するのが大切なのかな、と思う次第でありました。
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