働く独女の戯言、独り言by林ティアラ

働く独女の日常とフィギュアスケート愛を語ります。

残念すぎる、ザギトワ活動休止。

本日、ちょっと耳を疑うニュースが飛び込んできました。

 

なんと、2018年平昌オリンピック金メダルのザギトワが、活動休止することになり、ロシア選手権もヨーロッパ選手権も出場しないという発表があったのです。

 

www3.nhk.or.jp

 

事実上の現役引退か、なんて書かれていますね。

私もなんだかそんな気がしています。

 

私が観たネットの報道では、1年半前から休みたいという申し出をコーチにしていたようです。

それでもザギトワは五輪後の世界選手権では5位に沈んだので、世界選手権のメダルを目指して昨年まではなんとかモチベーションを保ってきたのでしょう。

 

しかし、今年の世界選手権でそれも果たしてしまった。

下からは、高難度ジャンプ爆飛び三人娘が上がってきた。

もはや、今年は世界選手権出場の枠に飛び込めそうにない・・・

そんなこんなでプライドもズタズタ、というところなのでしょうか?

 

 

 

私は残念でありません。

 

正直、昨季のザギトワの演技はあまりいいとは感じませんでした。

確かに難しい連続ジャンプは跳べるけれど、ステップでの動きはぎこちないし、ふりつけも動きに滑らかさがない。

どうしてこんなに演技構成点が出るのかわからないと思っていました。

彼女のカルメンは、あまりいいとは思わなかった。

 

しかし、今年、ジャパンオープンで彼女を観て、とても素敵なスケーターだと心の底から思いました。

美しいスピンのポジション。

優雅なステップ。

体つきも女性らしくなり(決して太ったという意味ではありません)、これから最近数が少なくなってきた大人の演技ができる素敵なスケーターになっていくのだろうと期待していたのです。

 

グランプリファイナルでミスが出て6位に沈んだのが大きかったのでしょうか・・・

そういうことだって、あるのにね・・・

 

しかし、思えば平昌オリンピックって、まだぎりぎり昨年のこと。

このシーズン彼女は、高難度連続ジャンプを含めるすべてのジャンプを得点が1.1倍になる後半に固めてとんでもないスコアを叩き出し、優勝しました(そのためにルールが変わってしまった)。

それが2シーズン後には、事実上の現役引退かと言われる活動停止に追い込まれるなんて、「栄枯盛衰」とは言うけれど、あまりにタイミングが早すぎやしませんか?

 

彼女まだ10代です。

 

 

 

若すぎるオリンピックチャンピオンて、その後の競技生活や人生が、グラグラに揺れ動くような気がしてなりません。

 

ソチ五輪チャンピオンのソトニコワは、怪我に泣き、またビジネスが成功したことから、その後はほとんど表舞台に立たなくなりました。

古くは、オクサナ・バイウルやタラ・リピンスキーが薬物やアルコールに溺れたりしたようです。

リプニツカヤもソチで団体金メダルを取ったあと、鳴かず飛ばずで16,17歳位で引退してしまいました。

トリノチャンピオンの荒川静香は、当時確か23歳位だったはず。

オリンピック後すぐに引退しましたが、現在は日本スケート連盟の副会長か何かになって、解説やショーでもご活躍。お子さんもできて私生活も充実しています。

 

こんなスポーツでいいのか、女子フィギュア。

これじゃ人間使い捨てだよ・・・

 

今シーズン大活躍のロシア三人娘だって、2シーズン後誰が残っているかわからない・・・

 

とここまで書いておいて何なのですが、これってもしかして彼女の意思じゃないかもしれないなという気がしないでもありません。

 

オリンピックチャンピオンの彼女が、どんどん傷ついていくのを、そして、その裏返しでロシア三人娘に妙なバッシングが行くのを防ぐために、彼女の活動休止を周囲が決めたような気もなんとなくするんですよね。

 

考えすぎでしょうか・・・

 

いずれにせよ、シーズン途中での活動休止は本当に残念で残念でなりません。

帰ってきてください、いつか。競技の世界へ。

おとなになったあなたが艶やかに氷の上を踊る姿を観たいと思います。

 

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