暇です。
今日は、トイレ掃除とかマスク作りとかやっていたのですが、そんな何時間もそんなことやっているわけでもないので、３時ころには暇になって思わず寝てしまいました。
あんまり昼寝すると、夜眠れなくなっちゃうからあんまり良くないんですけどねえ・・・
さて、今のこの退屈でなんとなく不安な毎日を癒やしてくれている愛ハムのマサムネくんですが、うちに来てくれたのが昨年の１１月１６日なので、ついこの前満５ヶ月を過ぎました。
＊かぼちゃの種食べてます。１週間ほど前の姿です＊
この間どんどん増量し、今では、うちに来た頃の倍くらいになっているのではないかと思います。１５０グラムちょっとあります（お医者様にちょいポチャ認定されました）。
マサムネを飼っていて、最近しみじみ感じたことがあるので、今日はそのお話をしようと思います。
ハムスターは頭が良くない、おバカとよく言われます。
３日前のことは記憶にない、長い間離れていると飼い主を忘れる・・・などなど。
しかし、そんなことはありません。
ハムスター、案外頭いいです！！
まず、飼い主の使い方がうまいです。
よく、ハムスターは、「なつく生き物ではなくなれる生き物」といいますが、慣れるとそれをうまく利用しようとする生き物です。
例えば、夜、私がご飯の支度をしようとすると、気配を感じて巣箱から出てきます。
そして、小腹がすいているであろうときには、ケージの扉に手をかけて「なにか口の中に入れてよ」とアピールします。
そうやってアピールすれば、私が彼の好物を口元に持っていくのを知っているから。
ケージの外に出るときには前開きの蓋の上に乗って端っこまで出てきて首を伸ばします。そうすれば、私が手を出してタクシー係をするのがわかっているから。
そしてつい先日「あ、なるほど」と思ったことがありました。
最近、夜にマサムネのご飯の支度やトイレ掃除をしようとケージの扉を開けると、巣箱の入口の前に、ウンチがいくつも落ちているのです。
最初は、「お家に出入りするときに落としていっているのかな」とも思っていました。
が、例えば１時間前にケージの中を見たときには、そういう様子はない。
つまり短時間のうちに、ウンチがポロポロいくつも落ちている状況になっているのです。
そしてある日、私は見てしまいました。
マサムネが、自分の口でウンチをつまんで、ポイッと外に捨てているのを。
つまり彼は、巣箱の中のウンチを自分で外に出していて、その結果、入口前付近にいくつも落ちている・・・という状況になっていたのです。
彼は、巣箱の中を自分でお掃除していたのです。
そして、そういう行動をするようになったのは、出したウンチを私が片付けるのをわかっているから・・・なのです。
私は神経質な質で、ウンチが落ちているのを発見すると、すぐにでも片付けたくなる方。
彼が寝ているときでも、ケージの中にウンチがあれば手を伸ばして片付けます。
起こしてしまったら、お詫びにおやつをあげます（注：私は、ウエハースとか人工的なおやつを上げるのはちょっと抵抗があるので、あげるとしたらサクサクコーンとかフリーズドライのかぼちゃになります）。
彼は、私がウンチを片付けているのをいつも目にしています。
だから、「ウンチはあいつが片付ける」と理解した上で、巣箱の中のウンチを外に出しているのです。
すごいじゃん、マサムネ！！
私はここに思い至ったとき、ハムスターの知能の高さに思わず感心してしまいました。
たしかに彼らは言葉は理解しないし、人間の感情に寄り添った行動もしてくれません。
私はハムスターはマサムネが初めてですが、程度の差こそあれ、マイペースな生き物だと思います。
ですが、学習して、学習したことをもとに行動するという彼らの能力は侮ることができないなと感じます。
決して「おバカ」な生き物ではないと思うのです。
縄張り意識が強く、一匹飼いが原則な彼らは「社会性がない」というネガティブな言葉で表現されることもあります。が、裏を返せばそれは自立しているということでもあります。
自分の頭で自分のすべきこと、やりたいことを考え、自分のペースでそれをこなしていく、ある意味「大人の生き物」とも言えましょう。
どなたかが、ネット上で「人間に都合の良いことをしてくれる動物を知能が高いと評価しがち」ということを書いていましたが、たしかにこれは頷ける発言です。
人間の尺度とは違う尺度で生きているだけで、能力が高い生き物は、実はたくさんいるのかも、なんて思うのです。
私とマサムネは、「手乗りハムとその飼主」というラブラブな関係ではありません。
マサムネは、手を貸してほしいときに私を頼るだけでベタベタ甘えてくることはしません。ですが、散歩のときに私のすぐ近くに寄ってきたり、私の足の上に乗ったりするところから見ると、怖い奴とか嫌な奴とか思っているわけでもないんでしょう。
私は、マイペースなマサムネが、（ちょっと我慢してもらうこともあるけれど）できるだけ自分のペースで、自分のやりたいようにやりたいことをやって心地よく生活していけるようサポートしていきたいと思っています。
ご飯係、お掃除係、人間タクシー。それでいいじゃないかと。
それだけで、マサムネとの生活は十分に楽しいので。
一緒に暮らし始めて５ヶ月経って思うのは、ハムスターは人間に都合のよい生き物ではないけれど、一緒に暮らすのはとても楽しいということ、そして一日でも長く、元気に生きていてほしいということなのでした。
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