緊急事態宣言下のGW。
昨日の土曜日から5連休が始まりましたが、昨日は、結構人の動きがあったようですね。
午前中から午後早い時間まで仕事ででかけていたのですが、通りを歩いていても「人、いるなあ」という感じがしました。
まあ、昨日は天気も良かったですし、徐々に日本国民、「3蜜にさえならなければでかけていいんでしょ」みたいな開き直りが結構浸透しているような気もします・・・
さて、昨日は、仕事から自宅に戻ったあと、愛ハムマサムネを連れて浅草の動物病院に行きました。
マサムネが血尿を出して動物病院に行ったところ、膀胱に砂が見つかったのはつい2週間ほど前に投稿したとおりです。
たった2週間で今度はどうしたか。
マサムネの「動き」に異変を感じて、「もしかしたら見えないところを怪我しているのではないか」という疑惑が生じたのです。
ハムスターというのは、登るのが好きで割と得意な動物です。
ツイッターやYou Tubeを見ても、壁の角の部分やカーテンなんかを器用にどんどん登っていくハムスターさんの動画がよくアップされています。
下りができないので、あんまり上に行くと危ないんですけどね・・・
マサムネは、そこまでアクロバチックなことはしませんが、やはり、上に登るのは好き。
なはずなのですが、数日前から「壁伝いに登る」という動きをしなくなってしまったのです。
ある日、いつもよく登るところを登ろうとして、失敗しました。
それ以来躊躇するようになって、2日前くらいからは登ろうとすらしなくなりました。
「なんだろう?太りすぎて登れなくなっちゃったのかしら?」
最初はそう思っていたのですが、気になることを思い出しました。
ちょうど10日くらい前、マサムネは、間違って30センチくらいの台から背中を下にして落ちてしまったのです。
もしかして、そのときにどこか痛めたのか?
そんな事が頭をよぎりました。
しかし、「壁伝いに登る」ことをしなくなっただけで、他はいたって普通。
腕を引っ掛けて懸垂のような姿勢で上に登ることは相変わらずやりますし、平地もいつもどおりそそくさと走る。毛づくろいのために体をぐにゃぐにゃ曲げることもできる。
心配し過ぎかなあとも思ったのですが、ネットで情報収集しているときに、過去に背骨がずれていたのを放置していたのが原因で体が曲がってしまい、それがもとで弱って亡くなってしまったハムスターの記事を読んで、やはり診てもらったほうがいいだろうと思いました。
で、予約をとって、昨日動物病院に行ったわけです。
いつも行っていた病院に行くか、膀胱の砂を見つけてもらった病院に行くか、少し迷いましたが、後者にしました。
こちらのお医者様のほうが腕がいいと感じたからです(この件に関してはまた後ほど)。
お医者様は、私の話を聞いてから、マサムネを虫かごのようなプラスチックケースに移して、下から覗き込み、外傷などを確認してくれました。特に異常なし。
じゃあ、レントゲンをとりましょうか・・・となったとき、マサムネがケースの中でおしっこをしました(マサムネがトイレ以外のところでおしっこをするのはとても珍しいです)。
お医者様は、尿検査ができる!!と大喜びでスポイトでおしっこを素早く吸い取って、看護師さんに手渡しました。
ちなみに、このときのマサムネのおしっこの色は、カルピスの色でした。
これ、明らかに変な色で、砂が入っている証拠だということでした・・・
レントゲンの結果は異常なし(膀胱の砂を改めて確認)。
おそらく、痛めたとしたら筋肉でしょう(つまり打撲)、時間が解決するのを待つしかないですね、ということになりました。
で、おしっこの方はというと・・・
顕微鏡の画面を拡大したのを見せてもらったのですが、何やら紫色の点がいっぱい動いている。
細菌でした・・・
そして成分等々を見ると、おしっこがアルカリ性になっていることが判明(砂ができているということはそういうことのようなのですが)。
おしっこは酸性が理想だそうです。細菌が死ぬから。
アルカリ性であるゆえ、細菌が繁殖しやすくなってしまい、うじょうじょといる状況になってしまったようです。
ショックでしたね〜
モノの本で衛生管理が悪いと膀胱炎になりやすくなるとは聞いていたのですが、私の場合、トイレは毎日掃除しているし、マサムネはトイレ以外のところでおしっこはしないし(するとしてもお散歩中にケージの外でちょっと漏らしちゃうくらい。それも1,2回しかありません)、衛生面が悪いとはとても思えなかったのです。
しかし、どうもそういうことではないらしい。
ハムスターちゃんの場合、体のお掃除のために口で色んな所をなめまくるので、膀胱から口中細菌が入って膀胱炎になることが結構あるらしいのです。
確かにマサムネ、よくお尻をなめている・・・
今の状態は劇的に悪いということではないのですが、これを放置しておくと、膀胱が炎症を起こし(まだ炎症は起こしていませんでした)、腎臓にまで波及して腎炎になり、最終的に敗血症になって亡くなってしまうとうことがまれに起こるのだそうです。
そこで、治療としては、おしっこを酸性にすること、水分をとっておしっこをしっかり出すことが必要ということになりました。
抗生物質使っちゃうと腸内細菌も死んじゃって下痢をしてしまうのだそうです。下痢はハムスターにとっては致命傷になりうるものなので、よほどのことがない限り使わないのだそう。
お薬として処方されたのは、おしっこを酸性にするサプリメント(猫用)を溶かした糖液でした。
私が先生とお話している最中のマサムネは、移動用ケージの中で丸くなってました・・・
ちょっと疲れた表情を浮かべていました。
自宅に帰ってきたのは、午後6時ころ。
マサムネに早く休んでもらおうと思って、ケージに戻したところ、なんとマサムネは、部屋の見回りをしようと出てきてしまいました。
片付けもしていないし、晩ご飯の用意もしたいんだけどなあと思いながらお付き合い・・・
そして、マサムネも見回りを始めたのはいいのですが、やはりちょっとお疲れだったようで、途中で眠ってしまいました。
その後、夜遅くまでダラダラと寝たり起きたりを繰り返していたマサムネ・・・本格的な見回りに出てきたのは、11時を回ったところでした(それもすぐ外で寝てしまった)。
私の方もぐったり疲れてしまって、晩ごはんをきっちり作る気力もなく、冷凍パスタをチンしてすませてしまいました・・・
「マサムネを膀胱炎にさせてしまった」と私はまた自分を少し責めてしまいました。
ですが、ふと思いつきました。
そうじゃないんじゃないか、と。
ハムスターって、突然死んじゃうこともよくあるといいます。
体調不良を隠す生き物なので、わかりにくいのです。
突然死んじゃうケースの中には、病気が隠れているのを見過ごされて、徐々に進行していたということがよくあるのではないか。
つまり、私の場合、見つけられてラッキーだったんじゃないか。
そう思えました。
さて、肝心の獣医さんですが、やはり、前の先生と今の浅草の先生を比べると、今の先生が圧勝だなあと改めて感じました。
まず、きちんと検査をしてくれる。
検査の結果をきちんと飼い主に明かしてくれる。
理屈を説明して、治療方針に納得してもらえるように努力する。
飼い主の話をよく聞いてくれる。
動物を差別しない。
前の先生は一見紳士的で、ハムスターを診れると謳ってはいましたが、診れるだけで詳しくはなかったのだなあと思います。それにやはり、相手はハムスターだから・・・という対応だったように今にして思えば感じられます。説明に情熱が感じられなかった・・・
本気度の高い先生のところに行くと、飼い主も動物も疲れるし、お金もかかる。
だけど、その分「生き物を飼うということは、それがどんな生き物であっても責任がつきまとうこと」と思い知るのです。
改めて、マサムネと向き合う気構えを持ちなさいと突きつけられた気がします。
いやしかし、疲れました。
これから飼い主の晩ごはんです。
晩ごはんを食べたら、マサムネの好物のりんごに薬を染み込ませて飲ませることにしたいと思います。
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