コロナ禍なのだから中止すべきだ、延期すべきだという議論があり、直前には、関係者が障害者虐待やらホロコーストのパロディー化やらで辞任解任して、何かとドタバタしながら、東京オリンピックが始まりました。
私自身は、元々スポーツを見るのが好きですし、1年延期した上中止するとなると、スポーツ選手達の失望たるやとんでもないことだろうと思っていて、オリンピックを開催すること自体には反対ではありませんでした。
というか、日本がもっとワクチン接種に積極的で、せめてもう3ヶ月ワクチン接種を早くすすめることができていれば、人数制限こそあれ、有観客での開催もできたのではないかと思っています。
コロナ(というよりコロナをめぐる政府の対応の悪さ)のおかげで、オリンピックの開催に世論が割れ、「こりゃあ、心の底からオリンピックを楽しめないんじゃないかなあ」と思っていたところですが、結局楽しんでいます。
しかも4連休のおかげで、今のところメダルシーンはどれも見逃さないですんでいる状況です(明日からの仕事が恨めしいです)。
ここまでの感想を少しお話ししたいと思います。
1 開会式がそうでもなかった
私は開会式のショーには元々興味がなくて、どのオリンピックでもほとんど真剣に見ていません。
今までの開会式の中で一番良かったのは、サラエボ冬季オリンピックの開会式。
寒い冬の屋外の式典で、パフォーマーのみなさんがつなぎのアノラックを着て素朴なダンスをしていたのがとても良かった(あのあと、あの地が内戦の死者の墓地になったということには衝撃を受けました)。
今回は、途中解任辞任劇が続いたからなのかなんなのかわかりませんが、地味だし、なにを伝えたいのか全くわからないパフォーマンスが多かったかなあと思います。
一番面白かったのは、ピクトグラムの実演でした。
あとは本当に見る価値もないもので、正直あれなら、ミーシャの国歌斉唱と、選手入場と選手宣誓、天皇陛下の開会宣言だけで良かったかなと思います(橋本聖子とかバッハとかの挨拶は正直いらなかったです)。
それくらい良くなかった。
2 スケートボードが面白かった
今日の午前からお昼過ぎにかけて競技があった男子スケートボードのストリート。
最初は見るでもなく見ていたのですが、面白かったです。
スケートボードなんて今まで見たこともなくて、ルールも技も全然わからなかったのですが、見ているうちに技のダイナミックさや、成功と失敗の表裏一体のスリルに引き込まれていきました。
堀米さん、金メダルおめでとうございます!!
実は、オリンピックはマイナー競技の面白さも感じられるのが魅力の1つだと思っています。
私は時間があれば、結構マイナー競技も中継も見ていて、リオオリンピックのときは、男子のエアピストルの決勝を見ていました。
静かな空間でピリピリするような緊張感が漂っているのが画面越しにも伝わってきて、とても面白かったです。
今回も、時間があればマイナー競技、見ていきたいと思っています。
3 競泳の午前決勝はないだろう!!
本日大橋悠依選手が女子400メートル個人メドレーで金メダルをとった競泳種目。
なんと、決勝ラウンドが午前に行われるのだとか・・・
普通は、午前が予選ラウンド、夜が決勝ラウンドになっています。
これもアメリカのゴールデンタイムに合わせたからなのでしょうか・・・
北島康介さんが「午前の決勝はやめてくれと思う」という趣旨の発言をしていましたが、実際、記録は低調で、予選よりタイムが落ちていることも少なくないようです。
ということは世界記録が生まれる可能性も少ないということ。
放映権ありきで選手のことを考えていないオリンピックの実態がここにも出ているなあと思います。
日本人としても、これじゃ、決勝が仕事で見られない!!ということが続出してしまいます。
これはないよなあ・・・と思うのであります。
***
などと、開催数日で思ったことを色々書きましたが、個人的には今後も楽しみな戦いが目白押しです。
特に私は、陸上が楽しみです。
一番楽しみなのは男子400メートルリレー。
日本チームがどこまで突き進めるのか、果たして金メダルが取れるのか、興味津々です。
なお、私の走順予測は
1走 山縣亮太
2走 小池祐貴
3走 桐生祥秀
4走 多田修平
です。
もしかすると、1走と4走が逆になることもあるかなと思います。
幸い、仕事の時間は割と融通が利くほうですし、オフィスに卓上テレビも置いてあるので、出来得る限り、オリンピックを満喫したいと思います!!