本日は東京は天候が悪く在宅勤務に切り替えました。
仕事をしながらオリンピックのフィギュアスケート男子シングルFSをテレビで流し、第3グループが始まったところで一度仕事を中断。
見入りました。
まず羽生結弦くんの演技。
冒頭の4回転アクセル転倒までは予想の範囲内でしたが、まさかその後の4回転サルコーまで転倒するとは思いませんでした。
その後はほぼミスのない演技が続きましたが、心なしか、いつもの気迫が滲み出る感じがなく、比較的あっさりとした演技に終わってしまったように思います。
それでもその時点で1位に立ち、7位以降の選手の演技が続いていきました。
宇野くんがややミスの多い演技で、個人的には羽生くんに抜かれるのではないかと一瞬思いました。
が、FSのスコアが若干下回っただけで、SPとの合計点では上回り、メダル確定。
その後の鍵山くんにもミスはありましたが、最小限にとどめ、宇野くんとはかなりな差がつき、合計点も310点を超え、首位に立ちました。
後はネイサンの演技だけ…となったわけです。
ネイサンが、いくつかミスをすれば、鍵山くんが上に来ることもありうる…そう思いました。
が、ネイサン強かったです。
ミスは、後半の3連続ジャンプの最後がシングルになってしまっただけ。
いつもに比べれば、ジャンプがややこじんまりしていた感はありましたが、終わってみればぶっちぎりの優勝でした。
羽生くんも4位まで順位を上げました。よくぞここまで上げたな、と思いました。
正直、私は羽生くんのことはあまり好きではありませんでした。
踊っている時の姿勢が今ひとつですし、普段の言動も自分に酔っている雰囲気が見受けられ、そういう部分が鼻につくなと思っていました。
が、今日、自分より後の選手の演技を待っている羽生くんは、本当に楽しそうで、リラックスしており、非常に好ましく見えました。
プレッシャーやメダルの呪縛から解き放たれ、普段の姿が出たのかもしれません。
笑いながら、他の選手を称える姿には驕り高ぶっている様子は一切なく、いい雰囲気だなと思いました。
羽生くんの4位は立派だったと思います。
お疲れ様でしたとお伝えしたいです。
そして、銀メダルの鍵山くん、2大会連続メダルの宇野くんもおめでとうございます!!
とてもいいものを見させてもらいました。ありがとうございました。
なお…
FSの演技構成点、1位はネイサンでしたが、2位は実はジェイソン・ブラウンでした。
4回転がかなり苦手なジェイソン。
最近プログラムに入れることもありましたが、今日は封印して3回転だけで勝負しました。
その結果、個性である演技全体の美しさ、技と技のつなぎの絶妙さと言った個性が十分に発揮されました。
高得点を稼げる4回転がないのでメダルには届きません。
でも6位に入賞しました。
アナウンサーが「これぞフィギュアスケート」と言っていました。
本来のフィギュアスケートの良さを感じさせてくれたのは間違いありません。
こういう戦い方もあるのです。
ジェイソンファンのハヤシとしては、彼の6位はとても嬉しいものでした。
選手生命は今後それほど長くないかもしれません。
ですが、息長く活躍できるタイプの選手であると思います。
これからも、美しく見惚れる演技を披露してほしいと思います。