働く独女の戯言、独り言by林ティアラ

働く独女の日常とフィギュアスケート愛を語ります。

団体パシュートって、400メートルリレーに似ているよね。

ハヤシは本日休みを取りました。

午前中から少し外出していましたが15時前に自宅に戻って、現在、スピードスケートの団体パシュートを見ています。

 

団体パシュートは、日本女子が2連覇を期待されている種目です。

日本チームのメンバーは、高木美帆選手は個人種目のメダリストですが、その他の選手については、それほど圧倒的な力を持っているというわけでもありません(こんなこと言うと、平昌オリンピックでマススタートの金メダルをとった高木菜那選手に失礼かもしれませんが)。

 

それを一糸乱れぬ隊列とロスの少ないスムーズな順番の入れ替えと言った細やかな技術で、上位に食い込んでいます。

 

今、5から8位の順位決定戦をやっていますが、はっきり言ってもうバラバラです。

日本チームの隊列の美しさと比べたら、月とスッポンの差と言っても過言ではありません。

 

個々の力はそれほどでもないけど、団体の技術力で上位に食い込むという点では、陸上の男子400メートルリレーととても似ていると思います。

 

日本男子の短距離陣は、9秒台を出した選手も数名いるものの、正直なところ、オリンピックや世界選手権で決勝に残れるほどの実力がまだあるわけではありません。

 

それを、緻密を極めたバトンパスの技術で、リオオリンピックでは、ジャマイカに次ぐ銀メダルを獲得したわけです。

 

この両競技、近年、他の国が日本を見習って?技術力向上に努め、差を詰めてきた、あるいは日本の上を行くようになったという点でも似ています。

 

400メートルリレーは、東京オリンピックで、バトンパスの技術を上げたイタリアが優勝しました。

 

女子団体パシュートも、カナダが力をつけてきて、今季はW杯3連勝、世界ランキングも現在1位とのことです。

 

地力で勝る選手らが、自力だけに頼らず団体の技術を磨くことによって、日本のお家芸は奪われる危機に陥るわけです。

 

そして、この2種目、ギリギリの技術を極めるが故に、アクシデントが起きるリスクとも隣り合わせです。

現に男子のリレーは、東京オリンピック決勝でバトンミスを犯していまいました。

あれは、ギリギリを攻めたが故のミスでした。

 

あと1時間弱で、女子団体パシュートの決勝が始まります。

相手は強敵カナダです。

日本は今シーズンまだ勝っていません。

 

どんな勝負を見せてくれるのか、楽しみな一方で怖い気もする、ドキドキワクワクな感じがしています。