働く独女の戯言、独り言by林ティアラ

働く独女の日常とフィギュアスケート愛を語ります。

買うことを躊躇する今日この頃

前回、今夏のセールはいつもより早そうという投稿をしました。

 

comcomcom0620.hatenablog.jp

 

全くもってそのとおりで、今週末は、セールを展開しているお店も多かったようです。

そんなわけで私も、人手にびくびくしながらお買い物に出かけました。

 

出向いたのは表参道と銀座。

 

移動制限も解除になったからか、特に表参道はコロナ前の土日と同じくらいの人出で、「密、こわ」と思いながらお店を回りました。

 

実は私の手元には、「ちょっと良いもの買う」用の現金5万円があります。

特別定額給付金の一部というわけではありません(そもそもまだ振り込まれてない、遅い…)。

これ実は、確定申告の還付金の一部。

結構戻ってきたのですが、5万円だけは、自分のために使おうとよけたわけです。

 

で、スペシャルなお金?だから、それで何かいいものを買いたい。

とはいえ、昨今5万円だと、そうそう良いものが買えるわけでもなさそうというわけで、セールを狙っているわけです。

 

以前にも書いたかもしれませんが、2年ほど前、体調を崩したのをきっかけに貯金を取り崩すこととなり、経済的に心もとない状況になったことが一時ありました(今はお陰様でそんなことはありませんが)。

 

それ以来、物欲まみれだった自分は少し変わり(とはいえ今でも物欲が深いことにかわりありませんが)、それまで割とポンポン買っていた高い洋服をあまり買わなくなりました。

 

はやりものに高いお金を投入しなくなりましたし、いいなと思うものがあっても、着心地や「飽きないか」ということをとても重視するようになりました。デザインがこっているものとか、着心地が少しでも良くないものって、結局着なくなってしまうので…

 

せっかく5万円を投じるわけなので、その気持ちはいつにもまして強く、そのせいで、思い切りよく「えいや!!」と物を買えない状況がかれこれ2週間ほど続いています。

 

昨日は実は、ちょっと心が動いたものがあったのです。

 

カディコットンのシャツのいいのがありました。

カラーレスの白シャツだったのですが、首周りもきれいだし、胸周りのピンタックもとても上品。袖のカフスも素敵でした。

 

ちょうど白いシャツを探していたところではあったのですが、結局そのシャツは買わずじまいでした。

 

まず、裾が自分には長すぎました。

アウトで着るには、私には中途半端な着丈。

ですが、シャツをインしてきるのはあまり好きではありません。

袖のカフスも、まくりたいときにはちょっと邪魔そう。

素材も繊細過ぎて、荷物が多い私はバッグなどで擦り切れてしまうのではないかと心配になりました。

 

結局、腰骨丈のちょっとフレアが効いたシンプルな白シャツを買いました。

セールで安くなっていたので、5万円は使わず、カードで普通に買いました。

 

その後、別な店で、シルクとコットンの素敵なローブを見つけました。

透け感があって、丈も長め。170センチ近い私の身長にはちょうどいい丈感でした。

とても軽く、ワンピースの上にはおっても、デニムに合わせてもよさそうで、心惹かれました。

4万4000円と、お値段も「スペシャル5万円」を投じるにはちょうどいい。

 

ですが、これも結局やめました。

まず、収納に困ると思ったのです。

クローゼットにつるすしかないと思いますが、私のクローゼットは、こんな華奢な羽織が、余裕をもってつるせるような状態にはありません。

そろそろ断捨離しないといけないと思ってはいるのですが、きちきちです。

しかも、着皺がめちゃくちゃよりそうな風合い。

着皺は、それはそれで味になるのですが、それにつるし皺が加わると、ただのシワシワの長い羽織を着ているおばさんになってしまう…

 

繊細過ぎる服というのは、なかなか手が出ないものです。

 

個人的には、このスペシャル5万円は、バッグのちょっといいのが値下がりしているのを買うのが理想です。

ですが、カジュアル上等な暮らしをしているので、レザーの素敵なかばんを見ているはずが、いつの間にか脱線してPORTERに行っちゃったりしているので、そこに至る道のりが長い気がしてならないという…

 

最近、普段の仕事はユニクロを愛用しています。

ユニクロの服ですら、試着して納得しないと絶対買わないこの私…

5万円の買い物というのは、かなりなキヨブタです。

 

買い物って慎重さも必要ですが、勢いがないとできないものでもあるように思います。

わたしに勢いをつけさせてくれるいいものに出会えるのは、さていつのことなんでしょうかねえ…