働く独女の戯言、独り言by林ティアラ

働く独女の日常とフィギュアスケート愛を語ります。

スカートが恥ずかしくて履けません。

いきなり暑くなった日本列島。

東京は昨日も今日も32度か33度とかの猛暑です。

 

こういう季節になると、サラッと1枚ワンピースなどを着ると涼しくて気持ち良いのだろうななどと思います。

街を行き交う女性もノースリーブに薄手の素材のワンピースを着ている人が増えました。

 

私も、ワンピースは何枚か持っています。

この季節に1枚で着用できるものも数枚あります。

昨年までは、時折着てもいました。

虫に刺されやすい質なので、虫除けスプレーで防御して着ていたものです。

 

が、今年はなぜかワンピースを着る気になれません。

というか、スカートを履く気になれないのです。

 

似合う気がしない。

そして、なんとなく恥ずかしいのです。

 

思い返してみると、4月以降スカートを履いたのは1回だけだったような気がします。昨年BEAMS BOYで購入したワンピース。

お気に入りの一着でした。

が、着ている姿を鏡で見て、今ひとつ似合っていない気がしました。

 

それ以降、スカートも履いていないし、ワンピースも着ていないのです。

いや、正確に言うと、ワンピースを着ていることはありました。

が、下にデニムなどのパンツを合わせていました。

パンツを履かずにワンピースだけで着るということをしていないのです。

 

なぜかワンピースだけで着る、スカートを履くということに気恥ずかしさを覚えている自分がいます。

なぜなのでしょうか・・・

 

昨年ころから、洋服に対する自分のスタンスが変わってきました。

以前までは、仕事着も休日のお出掛け着も、「おしゃれ」を狙っていきたいという気持ちが非常に強くありました。

もちろん「おしゃれでありたい」という気持ちは今も変わりありませんが、最近は、それよりも「着ていて心地の良い服」「自分の気持が楽でいられる服」が一番いいと思うようになりました。

 

なので、最近はプライベートでは、ゆるっとした軍パンや、オーバーサイズ気味のシャツを着ることが非常に多いです。

仕事のときは、夏場は洗濯しやすいシャツに、足さばきがいい9分丈くらいのパンツで出かけることがほとんど。背中には大きなリュックを背負っています(仕事道具が多いので)。

 

そういうファッションに対するスタンスの変化が、「スカートやワンピースは恥ずかしい」という気持ちにつながったし、着ていてもいまいち似合わなくなった原因になったように思うのです。

 

スカートというアイテムは、「女子」であることを表すものなので、いくらナチュラルテイストのものでも、それなりに気を張るものです。

ワンピースもしかり。

今の私は、洋服に対して気を張りたいという気持ちがないのだろうと思うのです。

なので、気を張るアイテムを身につけることについて恥ずかしさを覚えるのでしょう。

 

ただ、少し涼しくなって、上にジャケットなどメンズライクなものを羽織ってバランスを取ることができれば、そういう気恥ずかしさも薄れるように思います。

 

ジャケットそれ自体が、気を張るアイテムではないかともいわれそうですが、私はジャケットが若い頃から大好きです。

下に持ってくるものがラフでもジャケットを羽織れば、だらしなく見えないし、昔から着ているアイテムなので安心感もあります。

ジャケットを羽織れば全体のバランスが取りやすく、色んなものが着られます。

なので、ジャケットを着られる季節になれば、スカートもワンピースもまたいけるかな・・・と思っているのですが。

 

とはいえ、年齢的な心境の変化も多少影響しているかなという気もしています。

30代の半ばくらいから、気に入って買ったものでも数年経てば似合わなくなることがあるということに気がついてきました。

色だったり、シルエットだったり、似合わないポイントは様々ですが。

 

もちろん流行の変化もありますが、歳を取るごとに欲する洋服も変わりますし、体型変化などにより洋服のシルエットも若い頃とは違ってくる。

自分で思っているより50歳を過ぎてからの体型的変化・心境の変化は大きいのかもしれません。

 

そういえば、私の母も、50代になってからスカートを履かなくなりました。

今も一切履きません。

下肢静脈瘤があって足を出すのが嫌だというのもあるようですが、父の仕事の関係でかしこまった場に出ていくことが少なくなったことも影響しているように思います。

 

年齢の変化、ライフスタイルの変化によって選ぶ服って変わっていくのだわ、としみじみ思います。

これからも自分の気持のおもむくままに洋服を楽しんでいければ良いなと思うのでありました。