最近観ているテレビ番組について
コロナの緊急事態宣言以来、以前よりも自宅で過ごすことが増えました。
出退勤がかなり自由な職場なので、よほどの事情がない限り5時前後には退勤します。
出先の仕事が済んで5時前に直帰することもあります。
午前出勤しなかったり、一日在宅にしてしまうことも。
週末も、原則日曜日は家にいます(これは、翌日からまた仕事なので、家でゆっくりしたいなと思っているからです)。
そうすると、無趣味な私はテレビを観ることが増えました。
とはいえ、それほど真剣に観ているわけでもなく、観ていて不快じゃないものを流しておく・・・という感じのことが多いのですが。
というわけで、今回は、特にコロナ時代に突入してよく観るようになり、「これはおすすめ」という番組をいくつか取り上げたいと思います。
1 news every.(日本テレビ)
平日に自宅に帰ってきて、流しておく番組がこれです。
藤井貴彦アナウンサーの語り口が柔らかく、無駄な煽りがなくて、サラッと観やすいというのが理由です。
後半は芸能ネタなどあまり興味がないものも流れるので、18時になったらNHKにチャンネルを変えるのですが、夕方の、奥様方が夕飯の支度しながら流し見する番組としては優秀かなあと思います。
平日の朝はNHKの「おはよう日本」からの朝ドラ、あさイチというのがかつて定番でした。が、コロナが始まってから、なぜかテレビドラマを観る気が失せてしまいました(もともとあまり観ない方でしたが)。
あさイチも面白くなくなってしまいました。
というわけで、民放を見るようになったわけですが、羽鳥慎一モーニングショーを観ているのは、とにかく硬派だからというのが理由です。
玉川徹さんには賛否両論もありますが、どの話題についてもよく考えて、自分なりの筋道を立てて、その場のノリで考えたのとはひと味もふた味も違うコメントを仰るのが、個人的にはとても面白い。
また、先日は、他局のワイドショーが、一番に渡部建さんの謝罪会見を長々流していたのに、これに見向きもしなかったというのも気に入っている理由です(個人的にはあんなものどうでも良いので)。
3 じゅん散歩(テレビ朝日)
午前ゆっくりできるときや、在宅勤務のときには、羽鳥慎一モーニングショーからチャンネルを変えず、そのまま高田純次の「じゅん散歩」を観ます。
この番組、当初、槙原敬之作曲の「一歩一会」をテーマソングに使っていて、とても気に入っていたのですが、例の事件でストップ。
残念な思いでいたところ、現在は斉藤和義の曲「純風」になりました。
かつて和義ファンだった私にとっては、昔の和義くんの良さが出ている素敵な曲で、朝からいい気分になれます。
「いい加減なおじさん」で売っている高田純次ですが、この番組を観ていると、人を喰ったようなコメントの中にも気遣いが感じられ、本来の善良な人柄が垣間見えたりします。
後半の通販コーナーがややうざいのが難点です。
月曜夜の22時からの、いつも楽しみにしているスイーツ番組。
瀬戸康史演じるグレーテルが、ちょっと珍しいお菓子を作り、それに対してその家の「かまど」(キムラ緑子)が声のみで指示を出したり、二人で掛け合いをしたり・・・というちょっと変わった料理番組。
料理番組っぽくないのですが、瀬戸康史が、若干おぼつかない手付きで本格的なスイーツを作っていくところがなんとも言えず楽しかったりします。
5 100分de名著(Eテレ)
「グレーテルのかまど」を観たあと、チャンネルを変えずに流しておくと、この番組が入ります。
時間としては1回25分。これを4回シリーズにして、一つの作品、一人の作者を取り上げて、朗読を交えながら、進行役の伊集院光とゲストが対談形式で解説を行い、その世界を掘り下げていく・・・というなんともインテリジェンスな番組です。
正直、それほど真剣に見ているわけではないのですが(苦笑)、まず、朗読陣の豪華さが目を引きます。最近だと、のん、吹越満、野村萬斎などが担当していました。
また、伊集院光が柔かい言葉を使いつつも鋭い視点で専門家に迫っていくところも非常に面白く、読んでいなくても、作品の世界に入り込んだ感覚になれます。
個人的には、8月に取り上げられたミヒャエル・エンデの「モモ」がとても面白かったです。
小学生の頃、図書館にあったけれど、なんとなく難しそうで手が届かなかった「モモ」。
のんさんの朗読だったのですが、この番組で、初めて物語の内容がわかりました(そして、こどものころの私は、やはり難しくて読んでも途中で挫折しただろうと思いました)。
ちょっと読んでみたいと、今思っているところです。
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最近は、ワーワーとうるさいバラエティ番組はすっかり苦手になってしまい、全く観ていません。
基本的に静かで、でもなにか目を引くところのある番組が好きです。
そんなわけで普段はNHK率が高めだったりします。
今回取り上げた番組の中にも、若干マニアな番組が入っていますが、普段観ている番組に飽き飽きしている方は、ぜひ一度ご覧になってみてください。