最近、Twitterで動物が出てくる漫画を見るのが楽しみになっています。
一番楽しみだったのは松本ひで吉さんの「犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい」で、こちらはコミックも全巻Kindleで買っています。
が、最近不定期更新になってしまいました。
数回目にしてなんとなくいいなと思っていたのが「猫の菊ちゃん」。
絵が素朴で、エッセイのようで、なんとも言えない。
こちらもコミックが出ているということで、昨日Kindleでポチりました。
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本日、出かける際にかばんの中にFireHDを入れていき、一服しに入ったカフェで読みました。
老夫婦が保護猫カフェからお迎えした三毛猫の菊ちゃんとの生活を静かに描いた漫画なのですが、なんとも言えず良かったです。
特別なことは何も起こりません。
夫婦と菊ちゃんの毎日が淡々と描かれているだけです。
その中で、菊ちゃんの臆病なところ、ちょっと面白いところ、どうしたこんなことするのかな?と不思議になる行動などが出てくるのです。
他の漫画のように、妙に擬人化したところはなく、菊ちゃんは猫そのままに描かれています。
それだけにとてもリアリティを感じられて、まるでそこに菊ちゃんが本当にいるかのような気分になります。
ちょっと長めのコミックかなと思ったのですが、30分あまりで完読しました。
また近いうちに再読したいなと思いました。
読み終わってから、「いい漫画だったなあ」としみじみジワジワくる、そういうあと引く読み物です。
菊ちゃんもいいですが、菊ちゃんの飼い主の老夫婦も、ローテンポでほのぼのしており、また味があります。
このご夫婦に飼われて、菊ちゃんは幸せだなと思いました。
高齢者がペットを飼うことには規制をかけるべきという風潮もある昨今ですが、この漫画を読むと、高齢者による安易なペット飼育は確かによろしくないものの、一律に規制をかけるのもいかがなものかと思わせます。
とにかく一度読んでいただきたい。
そんな漫画なのでした。
続編が出たら、必ず買います。