緊急事態宣言中ですが、良いお天気続きで外出したくなる今日このごろです。
若干不謹慎ですが、私は、最近、ペットショップ巡り(とりわけ爬虫類ショップ巡り)が趣味の一つになりつつあります。
以前から動物は好きで、ハムスターのマサムネをお迎えする前後から、複数のペットショップを巡ってはいました。
が、最近は拍車がかかっています。
実は、最近、割と真剣に、もうおひとかた動物さん(できれば爬虫類さん)をお迎えしたいと思っています。
飼うとなると、きちんと飼育のための知識をインプットする必要があります。
それは、どんな動物についても言えることです。飼育の知識皆無でお迎えしたら、すぐにその子を死なせてしまう結果を招きかねません。
無責任な人は遺棄したりするのでしょう(動物の遺棄は犯罪です。絶対にやめましょう)。
私もマサムネをお迎えするに当たり、飼育書を2冊読み、その後健康管理に関する書籍を1冊購入しました。
犬猫やうさぎ、ハムスターなど、ペットとしてメジャーな生き物については、飼育書も豊富にあります。
ですが、爬虫類に関しては、まだまだ非常に少ない状況です。
書籍があったとしても、犬猫などのメジャーな哺乳類ペットのものに比べて、内容は薄いです。
ネット情報は虚実入り乱れていて危険な香りがします(実際ネット情報の8割は嘘と言われているようです)。
そうであれば、ショップに行って、直接お店の方から情報を仕入れるのが一番と思いました。
そこで、色々とお店を調べては足を運び、お店の方に興味のある動物について飼育の仕方などを伺うということを、このところ続けています。
様々な動物を扱う総合ペットショップから小動物専門店、爬虫類専門店などなど、いくつものお店を回ってきました。
その結果、最近、「ペットをお迎えするにあたっては、まずはお店選びから」ということを強く意識するようになりました。
まず言えることは、総合ペットショップよりは専門店を選択するべきであろうということです。
犬猫であれば、総合ペットショップのメイン動物なので、そちらでもいいかもしれません。が、犬猫もできれば犬猫専門のお店がいいのではないかと思います。
理由は、総合ペットショップでは、一種類一種類の動物に対する専門知識が薄い=飼育に関する情報が不十分=十分な情報を客に与えにくいという傾向にあるからです。
展示方法もその動物に見合っていないことが少なくありません。
全般的に扱いが雑な印象です。
専門店のほうが、扱っている動物に対する知識は圧倒的に深いです。なので、飼育に必要な情報を詳細に客に提供してくれます。
展示もその動物に見合ったやり方をしていることが多いです。
また、専門のペットショップはお店自体が大きくなく、その分、「利益を上げなければ」という意識も強く働きにくいので、店側の利益につながらない情報でもしっかり伝えてくれる傾向にあります。
特に、爬虫類ショップでは、その傾向が強いように思いました。
私は、今までに合計4件の爬虫類ショップに行っています。
お店の方は、「虫が100%だめな人は爬虫類は飼うべきではない」とはっきり言ってくださいますし、飼うつもりがなくて来訪した私のような客に対しても、知識が身につくようにという善意で、自分が持っている情報をしっかり伝授してくださいます。
それは、そうしたほうが、後々動物のためになるとわかっているからだと思うのです。
総合ペットショップは大規模に展開しているところが多いため、どうしても利益をあげなければならず、売るために、どんな動物も気軽に飼えそうなトークをお店の方がしてしまいがちです。
一般的にはハムスターのような小動物と一緒に犬猫を買ってはいけないと言われていますが、「小型の犬なら問題ない」などと言われたこともあります。
私の部屋が1Kであると伝えていてもです。
飼う側にとって不都合な情報もしっかり伝える。
生体を扱うお店として、命を預かる店として、これは非常に重要なことです。
責任の1つと言ってもいいでしょう。
この点は、ペットショップ選びでひとつキーポイントになるところなのではないかと思います。
コロナ禍でペット需要な増えるとともにペットの遺棄も増えたと言われています。
飼う側に無責任な人が少なからずいたことは間違いないでしょうが、売る側の責任もあったと私は思います。
「これが商機」ととらえて、その動物に関する十分な情報提供をせずに、バンバン売ってしまったショップが少なからずあったのではないでしょうか。
動物をお迎えすることは、命を預かること。
ペットを飼うことは、人間ではない動物のお世話をすることです。
その動物にとって心地の良いお世話をすることの見返りとして、気持ちを癒やしてもらうのです。
可愛いから癒やされる、だけではありません。
どんな動物もぬいぐるみではないのです。
そういうことを自覚した上で、人間は動物をお迎えしなければなりません。
そして、責任を持って動物を迎え入れるのであれば、責任を持って動物を売っているお店を選ぶことが大切であると思うのでした。