働く独女の戯言、独り言by林ティアラ

働く独女の日常とフィギュアスケート愛を語ります。

ドタバタし始めた「おじさまと猫」。

あまり漫画は読みません。

が、数冊、新刊が出たら購入して読んでいるものがあります。

 

そのひとつが、「おじさまと猫」です。

 

先日8巻が発売になり、電子書籍で購入しました。

 

一昨日読みました。

面白くなくはなかった…

 

ですが、ちょっとドタバタしてきたな〜、猫が置いてけぼりだな〜と感じます。

 

「おじさまと猫」は、訳あってステージに上がれなくなったピアニストのおじさまがペットショップの売れ残りの猫を飼い始め、少しずつ明るさを取り戻していく…という感じの話です。

 

序盤は、おじさまと猫の触れ合いが丁寧に描かれていました。

 

が、7巻あたりから登場人物がやたら増えてきて、おじさまやその周辺の人物のストーリーが拡大し始めて、話の展開もやたらスピードが増してきたのです。

 

もう次から次へと新しい人が出てくる。

その人たちが次々とひと騒動起こす。

そんな話に明け暮れています。

 

そのため、猫の心情の描き方や猫とおじさまのやりとりなどがどんどん希薄になっています。

 

猫、脇役です。

 

こちらとしては、おじさまが猫と触れ合う様をもう少し丁寧に描いて欲しいし、おじさまのピアニストとしての立ち直りをもっとじっくり読みたい。

 

タイトルからも、それが期待されます。

 

今の話の拡大路線も、おそらく最終的にはそういう方向性に繋がっていくのだろうな、とは思うのですが、本筋との関連性があまりにも見えず、とっ散らかってる感がハンパないのです。

 

まあ、当面は惰性で読み続けるかなあとは思いますが、この感じがしばらく続くと正直辛いです。

 

それとも令和の漫画ってこんな感じなんでしょうか?

あくまで話の本筋を責める、無駄に登場人物を増やさないのは、昭和の漫画、なんでしょうか?

 

とにかく、タイトルを大事にして欲しい。

おじさま、そして猫にフォーカスしたストーリー展開を望みたいのであります。