働く独女の戯言、独り言by林ティアラ

働く独女の日常とフィギュアスケート愛を語ります。

鍵山優真くんイタリアグランプリ優勝で、ちょっと北京オリンピックのメダルを占ってみる。

やりました。

グランプリシリーズイタリア大会男子シングル。

鍵山優真くん、sp7位からの逆転優勝で幕を閉じました。

 

スケートの大会でたまにある「下位の選手がいい演技をして、上の選手がビビって崩れまくり下克上が起こる」がまさに起こった大会でした。

 

昨シーズンの世界選手権銀メダルが真の実力であることを見せつけた、みごとな優勝だったと感心するのであります。

 

フランス大会、グランプリファイナル、全日本を見ないとなんとも言えない…ような気もしますが、この段階でちょっと、北京オリンピックの男子シングルの行方を占ってみたいなと思うのであります。

 

金メダル筆頭は、なんといってもネイサン・チェンでしょう。

対抗馬は同じアメリカのヴィンセント・ジョウ。

この2人の完成度は他の追随を許さない域にあるような気もします(ネイサンは、スケートアメリカでやらかしてしまいましたが)。

 

ただ、それだけでメダルが決まらないのがオリンピック。

ネイサンは前回平昌オリンピックでもメダル候補でありながら、ショートでガッタガタに崩れて、フリーで追い上げたもののメダルに届きませんでした。

オリンピックに恵まれない実力者というのもいたりするものなのです。

 

真央ちゃんしかり、ハビエル・フェルナンデスしかり…

 

そこで対抗馬として上がってくるのが、やはり羽生くんだったりするわけですが、怪我をしてしまったのが痛い…

 

平昌の時も大事な時期に怪我をして、オリンピックにどうにか間に合わせて大金メダルをとった羽生ちゃんですが、今回は年齢も年齢だし、聞けば、結構体はボロボロらしい。

どこまで挽回できるかは不透明です。

ただ、(好き嫌いはともかく)彼には半端ない勝負強さがあるので、抜群の調整力を発揮して、オリンピック本番で自分の演技をやり切るかもしれません。

そうなったら金メダルもありうるかなと思います。

 

個人的には、金メダル争いは、ネイサン、ヴィンセント、羽生くんの3人に絞られているかなと思っています。

 

 

メダル候補ということになれば、名前をあげられるのは、鍵山くん、宇野くん、そしてロシアのコリヤダかと思います。

 

 

鍵山くんは、なんといっても勢いがあります。

宇野くんは、もう少しジャンプの調子が戻ってくれば、ネームバリューは抜群なので演技構成点で稼いで上に来る可能性あり。

そして、コリヤダも実力者です。ジャンプが安定しないのが悩みですが、ミスを最小限に抑えられれば、メダル争いには絡んでくるかなと思います。

 

これに、ジェイソン・ブラウンやキーガン・メッシングあたりが加わって、入賞争いになる…というのがハヤシの読みです。

 

オリンピック以外の大会では、多少のミスがあっても、優勝できたりするものですが、オリンピックというのはとにかくsp、fs2本揃えた人が勝つのがある意味セオリーです(ソチの男子シングルは珍しかった…タラソワさんが、「こんなに転んだ金メダリストは見たことない」とか言ったらしいですから)。

 

2本「最高の演技」を揃えた人が勝てるオリンピック。

それを成し遂げられるのは誰なのか…

 

気が早いですが、今からワクワクしています。

 

ちなみに、日本代表は、羽生・宇野・鍵山で決まりと思っています。

 

なお、女子ですが…予想するのも虚しいロシアン女子のダントツの強さなので、あえてメダル予想はしないでおきたいと思います。