働く独女の戯言、独り言by林ティアラ

働く独女の日常とフィギュアスケート愛を語ります。

クロクマハムスター、マサムネとの出会いと暮らし

私が大人になってから飼った最初のペットは

クロクマハムスターのマサムネでした。

 

どうしてハムスターを選んだのか。

 

当時私は東京で忙しく仕事をしておりました。

 

「生きているものと暮らしたい」

とは思ったものの、

自分の暮らしから考えて、

散歩が必要な犬や

預けるのも難しい猫を飼うのは

非現実的でした。

 

そこで、原則的にケージで飼える

ハムスターをお迎えしたのです。

2019年11月のことでした。

 

最初こそ私のことや初めての環境を

警戒していたマサムネでしたが、

すぐに慣れて、

2週間後には夜になると

ケージの外に出るようになり、

そのうち家じゅうを散歩し始めました。

 

ドアの下の部分をかじるので、

私が段ボールでバリアを作ると、

それを破壊しようと一生懸命カジカジしました。

 

その一生懸命な姿が愛おしくてたまりませんでした。

 

2022年の4月に入ってすぐ、

マサムネは高齢と心肥大のため、

ほぼ寝たきりの状態になり、

私は少しでもご飯を食べてほしくて

チキンペーストを

アイスクリームのスプーンに乗せて

口元に持っていっては食べさせていました。

 

どんなによぼよぼになっても

最後まで自分の力でトイレに行って

排斥する姿には

生き物の誇りを感じました。

 

そして、ゴールデンウィークに入ってすぐ

2022年4月30日、

私がほんの一瞬目を離したすきに

マサムネはなくなってしまいました。

あと10日で2年6か月というところでした。

 

マサムネはおっとりしていて

人のことを怖い存在だと思っておらず、

いつでもマイペースで暮らしていました。

 

ハムスターは頭が悪いといわれますが、

それは人間の基準で見ているだけのことで、

全身でいろんなことを感じ取り、

自分にできることを

最大限やってのけるハムスターは

とても賢い生き物だと思います。

 

今私は、猫のちこちゃんと暮らしていますが、

その暮らしはマサムネとの暮らしあってこそ

成り立っているとつくづく感じます。

 

生き物全てをいつくしむことの大切さを

マサムネは私に教えてくれました。

 

今は小さな骨壺の中にいる彼ですが、

今でも私の心の支えになっています。

 

マサムネに会えて私の人生は変わりました。

本当に素敵な出会いだったと思います。

 

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