先日現役引退を発表した宮原知子さんが、
本日会見を行ったそうです。
宮原さんを初めて知ったのは、
宮原さんがまだ15歳か16歳の頃、
シニア1年目のNHK杯フィギュアでした。
小柄で地味でしたが、
SPの「戦場のメリークリスマス」が
非常に印象深く、ふと、
この人は日本を代表するスケーターになるのでは、
と思いました。
シニア2年目か3年目のFS「初恋」は、
豊かな感情表現が見られるようになってきた
最初の作品であり、
振り付けや衣装も、とても素敵でした。
また、後年の「小雀に捧げる歌」や「トスカ」は、
宮原さんにしかできない演目で、
非常に惹きつけられました。
正確なポジションのスピン。
精緻で複雑なステップ。
フィギュアスケートの本質をついた滑りは、
誰にも真似できないものだったと思います。
近年は回転不足に悩まされましたが、
世界選手権では2度表彰台に上がり、
平昌五輪も4位入賞と大健闘しました。
浅田真央さん引退後の日本女子フィギュアを
小さな体で引っ張った偉大な選手だった
と思います。
個人的には、宮原さんの衣装がとても好きでした。
日本女子選手の中では、
No. 1のおしゃれさんだと思います。
引退後はプロスケーターをなさるそうですが、
医学の道に進む夢もあるそうです。
宮原さんは学業も優秀だったと聞いています。
努力の人、宮原さんであれば、
きっとその夢も叶うでしょう。
本当にお疲れ様でした。
プロのリンクでも、小雀やトスカを、
是非演じてもらえたらと思います。