すごかったですね~。
まだ余韻が残っています。
こんなすごい戦い、全日本フィギュアで初めて見ました…
世の中のほとんどの人は、宮原vs紀平の図式でしか、女子シングルの勝負を見ていませんでしたよね。
まず紀平さんがミスを最小限に抑えて、155点のハイスコアをたたき出しました。
その後、宮原さんが、たった1つのミス(正確に言うと2つのようだが。最後の3連続が回転不足をとられたらしいので。)でわずか0.5点、紀平さんに及ばなかった。
テレビに映し出される宮原さんの厳しい表情…
これだけでも十分劇的なのに。
異様な雰囲気の中、最終滑走で出て行った、坂本かおりん。
ジャンプを次々決めるわ、スピンもステップもキレッキレだわ…
おまけに昨日は表現の部分もいつもより美しく優美でした。
かおりんといえば、技術力は確かだけど芸術性はいまいち…という評価だったと思うのですが、昨日はよかった。グランプリファイナルなんかまるで話にならないくらい良かったです。
ピアノレッスンの世界にぴったりはまっていた。
なんというか、ものすごいオーラや凄みを放ちまくって滑っていました。
残り1分くらいのところで、
優勝はかおりんだ
と確信しました。
まあ、点数は驚いたけどね…全日本のことだから、149点とか薄氷を踏むような点数で勝たせるのかと思いきゃ、思い切って152点まで出しちゃったもんね…
スコアでいうと、演技構成点が紀平さんよりかおりんのほうがいいというのは納得がいかないのですが、演技の重みという点でいうと、昨日に限っては紀平さん<かおりんだったので、ま、結論的にはいいかなとなんとなく納得してしまいました。
それにしてもねえ…
三原舞依ちゃんだって会心の出来で、フリーでいうと宮原さんの上を行ったのに、最終的にかすんじゃったしなあ。
かなり応援していた樋口新葉ちゃんは、足のけがの影響や滑走順(紀平さんの後)だったせいか、ミスをいくつかしてしまったし…それでも197点なんだけど…
上位5名に関して言えば、本当にそれぞれのドラマが交錯するすごい試合だったと思います。
世界選手権は、文句なしで坂本・紀平・宮原が選出でしょう。
四大陸はどうなるのかな?このうちの一人が舞依ちゃんと交代になるかな?
これから数年の間は、女子3強は、坂本・紀平・宮原なんだろうな。
実力が拮抗している3人だから、浅田・安藤・鈴木の時代より、今後の競い合いも迫力ありそうです。
いや、楽しみだ。女子が楽しみな時代がようやくやってきた!!!
さて、今夜は男子シングルフリーです。
男子シングルはなあ、(ケガしてるみたいだけど)宇野くん、大輔でワンツーは決まりですからね。
3位に誰が来るかな。ジュニアの島田高志郎くんがそのままかな。
個人的には、友野くんに挽回してほしいのですが…
今晩もフィギュアで疲れそうな予感大なのでした。
あ、山隈太一朗くんという選手、何となく注目です。
いいジャンプ飛んでましたが、顔が芸人顔で、昭和な私にとっては、どことなく「ザ・ぼんち」のおさむちゃんを思い出させるのです。