連休を使って故郷札幌に戻ってきております。
本来であれば、昨日土曜日が更新日でありましたが、お買い物にラグビーにフィギュアスケートと堪能しているうちに、ついつい更新しないで終わってしまいました…
今も実はテレビで全日本剣道選手権がはいっております…
さて、スケートシーズンもたけなわ。グランプリシリーズが開幕して先週末から今週末は3週目でした。
11月1日、2日と行われた3戦目のフランス大会男子シングルには、日本から宇野昌磨くんが登場しました。
宇野くんといえば、昨季まで指導してもらっていた山田・樋口コーチの元を離れ、今季はメインコーチなしで始動したのがよく知られているところです。
*そのニュースはこちらから*
https://www.sanspo.com/sports/news/20190715/fgr19071518160001-n1.html
メインコーチなしで戦うなんて大丈夫なのか?
などと散々書かれていましたが、結論から言うと、フランス大会を見る限りでは、大丈夫ではないといわざるを得なかったのではないか…そんな結果でした。
*2019グランプリシリーズフランス大会男子シングルの結果はこちらから*
https://figureskatejapan.com/competition/gps-france2019.html
トータルで8位…
順位もさることながら、ジャンプの入らなさ加減が凄すぎました。
4回転ジャンプが入らないのはまだいいとして?、得意なはずのトリプルアクセルが何本飛んでも軸が斜めという、ちょっとあり得ない事態…
フランス大会は総じてジャンプをクリーンに跳んだ選手が少なかったので、アイスの問題が若干あったのではないかとも思ってしまうのですが、宇野くんの飛べなさ加減は突出していて、アイスのせいでないことは一目瞭然なのでありました。
調整が遅れているという情報はありました。
だけど、調整が遅れているだけではああはならないと思うのです。宇野君ほどの実績ある選手です。「今の調子でどう滑るか」という現実は、今までずっと突きつけられてきたでしょう。
キスクラに座っている宇野くんからは、自信のなさが漂ってきました。
以前、浅田真央ちゃんがメインコーチ不在で大会に挑んだことがあり、キスクラに一人で座ったことがありました。そのとき、真央ちゃんは、不安げな表情を見せることもなく、堂々とそこに座っていました。
しかし、宇野くんの表情は、ショートの時もフリーの時も、孤独に満ちていたように見えました。今の自分に自信がないのがありありと見えていた。
つまり、このことは何を意味するかというと、今季のメインコーチ不在は「前向きな決断」ではなかったことを表しているのではないかと思うのであります。
あまりにも山田・樋口コーチとの相性が良すぎたため、自分にマッチするコーチを探すのに難航した(あるいはこだわりすぎた)、結果、シーズン開始に間に合わなかった、そういうことなのではないでしょうか?
実際、宇野くん自身、メインコーチ決定の情報は年明けまで待ってと言っていますし…今決まりそうな状況なのかも。
調整遅れによる不調があったとしても、そばにいて客観的に宇野くんを見れる人がいたのであれば、的確なアドバイスをしてあそこまでの大崩れを防ぐことができたでしょう。相性云々はさておき、プロのコーチがそばにいたのであれば、それはある程度誰でもできたことではないかと思うのです。
そして、そのことを誰より感じたのが宇野くんだったのではないかな、と思うのです。
個人的には、宇野くんのコーチは、ランビエールあたりが良いのではないかと思っています。ロシア杯の前もランビエールのところで練習するようですが…今まで指導を受けてきたこともありますしね(素人の勝手な気持ち)。
昨日一昨日の宇野くんの姿は、痛々しすぎて、本当に見ているのがつらかった…
つらかったですが、若いんだから、いろいろ間違ったっていいと思います。
レールの上に乗って、そこそこいい成績を出し続ける選手でいるより、自分で試行錯誤する道を選んだ彼には、思うとおりに行かないことも他の人より多いはず。
その先に明るい未来を築けるかどうかは、宇野くんが試行錯誤を中途半端にやめるかどうかにかかっているのでなないかな。
いい成績を出すのもファンはうれしいけれど、私は、宇野くんが選手を終えるときに、「いい選手生活だった」と笑っていられるようにしてほしいと、心から願います。
未来の笑顔のためには、いくつもの涙が必要です。
だから頑張って、宇野くん。
ずっと応援しています。
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