働く独女の戯言、独り言by林ティアラ

働く独女の日常とフィギュアスケート愛を語ります。

ハムスター飼育日記その2〜そんなに早くなつきまへんで

めっきり寒くなった東京です。

 

ハムスターのマサムネが我が家に来て、ちょうど2週間になりました。

飼育書だの、ブログだのYouTubeだの見ると、この時期には、もうハムスターちゃんは飼い主様に慣れて、手乗りの頬スリスリ状態になっているかのような記載があります。

 

が、そんなのウソウソ。

我が家のマサムネは、私の手に乗るのを断固として拒絶します。

 

いや、正しくは一度乗りかけたのです。お外に出たくて。

しかし、乗った途端にジタバタと暴れ始めて床に落ち(あまり高いところではなかったから良かったけれど)、隅っこに隠れようとしたのを私にすくい上げられてケージに戻されました。

以来、断固として彼は、私の手には乗りまへん。

 

おまけに私は今週2回手を噛まれました。

もちろん血が出るほど激しく噛まれたわけではなく、甘噛程度です。

 

実は、私の手に乗ることは断固拒否するマサムネですが、私の手からご飯は食べるようになっていて、ハイッとばかりにハムスター用のチーズなどを目の前に出すと、直接口でくわえたり、前足で受け取ってくれたりして、その場で食べるようになりました。

 

 

で、噛まれたのは、2回とも「ご飯、ハイッ」のあと。

彼のケージは、前開きの扉があって、私はそこからお世話をしているわけですが、ご飯を入れ替えるためにそこを開けると、彼は最近、90度方向に開いた扉の上に上がっちまうわけです。

で、上がったところで私からご飯をもらって食べる。

食べたあと、その蓋の上をうろちょろしながら下を覗き込むのです(視力悪くて見えやしないはずなのに)。

そのまま、真っ逆さまになって落ちるとえらいことになるので、私は手を差し出してなんとか落ちないようにと頑張るわけです。

 

そうしたところ、どうやら私の手からチーズの匂いが漂っていたようで、指をパクっと・・・

噛んだところで、なんともきまり悪そうな表情を浮かべました(あ、こんな顔するのかとなんだか可愛くなりました)。

 

つまり、今の私と彼の関係は、「彼が私の手からご飯を食べる程度の距離」ということになります。

これ、「彼」が人間の男性だと、「仲良しじゃん!!」ということになりますが、ハムスターの「彼」の場合はどうなんでしょう。微妙な距離感ではないかと・・

 

さて、そんな中、昨日は私はケージを大々的に掃除しようと心に決めていました。

つまり、ケージの中から、床材や巣箱の中にたまったウンチ(彼はウンチはほぼ巣箱の中にしかしません)を出してきれいにしようと思ったわけです。

 

掃除の頻度やハムスターをお迎えして最初の掃除のタイミングなどについては、飼育書やネット記事を見ても諸説あり、これはもう自分のタイミングでやるしかないな・・・と思っていました。

最近東京は雨続きで、ケージの中の湿度が高かったので、巣箱という密閉された空間(注:マサムネはケージにはみ出るほど床材を入れちゃうので、なおのこと)にウンチなんかが溜まっていると雑菌がかなり繁殖するのではないかと超心配だったのです。

 

で、決行するのは良いのですが、掃除している間、マサムネにはどこかに避難してもらわないといけません。

彼は、とても外に出たがっていたので、この際ちょっと新鮮な気分で遊んでもらおうと、私は買ったはいいが使っていなかった140センチサイズのダンボールに新聞紙を敷き、その上におやつとかじり木、砂風呂(注:ハムスターさんは体の汚れを砂で落とすそうで、飼育セットにはお風呂と砂がついていました)を用意。

 

*私が飼う前に読んだ本。わかりやすくおすすめです* 

 

そして、私は、彼をどうやってダンボールに避難させるか思案した挙句、「移動のときに使えたらな」と思って先週100均で買っておいた深めのマグカップに彼の好きなさつまいものおやつを入れました。

で、開けた扉に乗っかった彼の前にそのマグカップの飲みくちを差し出したわけです。

彼は、おやつに気を取られてどんどんマグの中に入っていきました。

私はそのままゆっくり彼をダンボールの中に移動。

おろしたところで振り返った彼は、めちゃくちゃキョトーンとしました。

 

彼の匂いがあるものがあれば落ち着くというので、ケージから床材を少し取ってダンボールにばらまいたのですが・・・此処から先はもう大騒ぎ。

どこやねんここ。

出してくれや。

自分で脱出するぞ!!

とばかりに、ダンボールの中を走り回り、新聞の下に潜り込み、ダンボールをかじりまくる(クロネコヤマトダンボールなので、そうかんたんに穴は開かず)。

 

ダンボールに移ってもらった直後のマサムネ

 

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私はその様子を尻目に、ケージの掃除に着手。

一度床材とウンチを全部出して、軽く全体を拭き(拭きすぎると彼の匂いが消えてしまって落ち着かないので、軽く拭く程度にしました)、新しい床材を入れたあと、きれいな古い床材を巻いて、巣箱やトイレ、ご飯ザラを元の位置にセット。

巣箱には、古い床材をパンパンに詰めました。

彼は、巣箱パンパンが好きだし、自分の匂いが染み付いた床材にまみれたほうが安心すると思って。

で、終わったので、彼を戻そうとしたら、またこれが至難の業。

 

まず、マグカップにはなかなか警戒して入ってくれない。

おまけで用意しておいてジップロックコンテナの使い古しもかじるだけでなかなか乗ってくれない。

お家に帰れるのに、ここどこや、だしてくれ!!ウロウロウロウロを繰り返しているわけです。

 

なんとかマグカップに入ってくれて、ケージに戻したら、今度はケージの中でも大騒ぎ。

トイレに入って砂をかきまくったかと思えば、トイレや巣箱の上に登って、また外に出ようとしたり、突然回し車をぐるぐる回し始めたり。

 

仕方なく、もう一度扉を開けたら、また外に出てくる。

マグカップを差し出すと中に入る。

一度ダンボールに戻す。

そこでも大騒ぎ。

やっとの思いで、ジップロックコンテナに乗ってもらい、コンテナごとケージの中に入れたところ、やっと落ち着いたのでありました・・・

 

この間、実に1時間・・・

 

いやたぶんね。有無を言わさず彼をむんずと捕まえて出し入れして、あとは彼が騒いでも知らん振りできればよかったのかもしれません。

 

でもそれって、彼にとっても私にとってもあまり幸せな関係を生まないような気がしたのです。

彼は大きな生き物にとっても嫌なことされた、殺されるかと思ったという記憶を持ち続けるだろうし、そうすると、ずっとずっと私と親しくなってくれないように思ったのです。

 

昨日に関しては、私は、絶対に自分の手で直に彼には触れるまいと決めていました。

最後まで触れませんでした。

その結果かどうかわからないけれど、少し眠ったあとの彼は至って普通でいつものペースになりました。

 

そして今日もついさっき、ご飯を上げるためにケージの扉を開けたら扉の上に乗って下を向いて、私をハラハラさせました。

 

↓その時のマサムネの顔がこれ。

 

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遊ばれてるんですかねえ、私。

 

彼は、たぶんそれなりに私には慣れてくれたけど、なついてくれているわけではなさそうです。

それでも、昨日の大掃除のあとも、ちゃんと手からご飯を食べてくれて、ダチョウ倶楽部さながらのお約束を私の目の前でやってくれてるわけですから、まあまあ悪い関係ではないのでしょう。

 

憧れの手乗りハムスターとか言うのはやめて、私は、縁あって一緒に暮らすことになったマサムネと向き合って生活しようと思うのでありました。

 

ハムスターはそんなに早くなつかない。

でも、ハムスターとの暮らしは、楽しいです。

 

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