働く独女の戯言、独り言by林ティアラ

働く独女の日常とフィギュアスケート愛を語ります。

人は本当に街に出ているのか?〜緊急事態宣言と東京

緊急事態宣言が出て2度目の週末の東京です。

 

私の仕事は、関係諸機関との関係でテレワーク・リモートワークが無理な状況なので、平日は普通に出勤しています。

 

が、かなり裁量の幅が広い仕事でもあるので、私は、今までどおり、極力ラッシュ時間帯を外して仕事に出ている状況です。

 

平日に関して言うと、街の中の人出は従前とそれほど変わらない様子です。

 

ネットニュースや報道番組でも、「緊急事態宣言が出ても街から人はそれほど減っていない」としきりに言われています。

 

先週の土曜日に街に出たときにも、自分は「思ったより人がいるな」という感触を持ちました。

 

comcomcom0620.hatenablog.jp

 

ですが、昨日、こんなことがありました。

 

ペットのハムスター、マサムネの体調で気になるところがあったので、夕方、かかりつけの動物病院に行きました。

場所は浅草の北側。繁華街を抜けていった先にあります。

 

交通の便が良くないところにあったので、帰りに病院までタクシーを呼んで乗車しました。

ちょうど松屋の前を通りかかったときのことです。

ドライバーさんが「いやー、人が全然いないよねえ」と言いました。

 

時間はちょうど夕方6時くらい。

私の目には、そこそこ車もあるし、人もそれなりに歩いているように見えました。

しかし、ドライバーさんの目には、人出が少ないと映ったようでした。

 

「土曜日のこの時間にしては、全然いないよ。」とのこと。

 

週末の夜の浅草の様子というのは、正直私はよくわかりませんが、浅草のあたりは、通常、もっと人が出て賑わっているようです。

もしかすると、土日の表参道、原宿交差点くらいの状況になっているのでしょうか?

 

浅草の繁華街を歩いている人の多くはおそらく観光客や、周辺地域から遠出してきた人が多いでしょう。

そういう人々は、職業的に人の流れを見慣れているタクシードライバーの方からすると来ていない、ということなのだろうと思うのです。

 

報道によれば、渋谷の人出は緊急事態宣言前に比べてむしろ増えているようですが、少なくとも週末の浅草に関する限りは、減っているということのようです。

 

 つまり、何が言いたいかというと、元気な若者はさておき、いい年をした大人は、それなりに不要不急の外出は控えているのではないか、ということです。

 

平日は仕事があるので、出かけざるを得ない。

テレワーク・リモートワークが前回宣言時より、あまり進んでいないのでしょう。

しかし、休日ということになれば、それなりに皆さん我慢していらっしゃるのかも知れません。少なくとも、それなりの大人年齢の人々は・・・

 

そして、これが今回の緊急事態宣言で生じた効果であり、限界、ということなのではないかな。そんな気がします。

 

それなりに人は我慢しているにも関わらず、感染者減少について限定的な効果しか生まれないとなると、もう次は、1回目と同じ緊急事態宣言をするしかない、ということになります。

 

でも、1回目と同じクラスの緊急事態宣言をやったとしても、果たして、今回以上に人出をどれだけ抑えられるのかなあ、などと思ってしまいます。

 

何しろ、人々の疲弊(精神的にも経済的にも)は相当高まっていますし、「コロナ慣れ」していて、自分なりの行動ルールをきちんと守っていればそうそうかからないと思っている人も少なくないでしょうから・・・

 

自分自身も実はその1人なんだろうな、と思っています。

こまめな手洗い、消毒。マスク常時着用。食事は1人で。ラッシュを避ける。帰宅時の衣服やかばん、持ち物の消毒、などなど。

これだけのことをやれば、リスクは低くできるのではないか。そう思っているフシがあります。

 

おそらく2月に入った頃に、その先の対策をどうするかという、国なり自治体なりの判断がくだされることになるのだと思います。

 

「人が全然出ていない」と評される状況の中で感染が収まらないとすると、あまりその判断には希望が持てないなという気がしてなりません。