大相撲初場所が開幕しました。
私は、若元春関が好きで
応援しています。
所作のひとつひとつがきれいて、
立ち姿も五月人形のように
美しいからです。
数場所関脇の座を守ってきましたが、
先場所6勝9敗と負け越して、
前頭筆頭に番付を下げました。
7勝8敗なら小結で止まれたと思うのですが、
負けが3つ先行したので
三役から陥落したと思われます。
ケガか体調不良だと思うのですが、
今場所も番付は上位なので、
もしそれを引きずっているようだと
上位陣との対決で厳しい星となり、
更に番付を下げるのではないかと
心配していました（今も心配です）。
初日は、大関霧島に
良いところなく負けました。
過去に勝ったことはありません。
分が悪いなあと思いながら
取り組みを見ていました。
最初土俵際まで追い込まれながら
しのいだ若元春は、
逆に横綱を反対の土俵際に
追い込みました。
それを押し戻され、土俵の中央で
じりじりと両者がタイミングを
見計らいます。
最後は、若元春が
ありったけの力を発揮して？
横綱を寄り切りました。
1分超の長相撲でした。
若元春の鼻からは
血がにじんでいました。
こんなに泥臭く勝った
若元春は初めて見ました。
私は、よっしゃー！と
こぶしを突き上げました。
とてもうれしく思いました。
と同時に、
強かったころの照ノ富士なら、
最初の時点で簡単に
若元春を寄り切っていただろうと思い、
一抹の寂しさも感じたのでした。
悲喜こもごもの
これぞ相撲！！という一番を
見ることができて、
昨日はとても良い日でした。
今日も力士皆さんの熱戦を
期待します。
